薬草花をいただく、という幸せ。

最終更新: 2018年9月19日


草花が好きです。

花屋さんに並ぶ、華やかな子たちもだけれども、

圧倒的に、野に咲く花が。


わたしはお世辞にもこんなことを言うタイプの人間ではない、人工物大好き人間だったので、こんなことを言う日が30代前半で訪れるなんて夢にも思っていなかったのですが。


野草が好き、だからこそ、

私にとってその花(=その草が命をつなぐために丹精込めたもの)をいただくことは

心の中で草に許しを請いながら行う、ちょっと特別なときのちょっととくべつなことで、

でも飛び抜けて素敵で、

文字通り、”華”やいだ気持ちにしてくれる贅沢な行い。


左から、ニラの花、葛の花、たんぽぽひとつ、黄色いスイカズラすこし、スベリヒユ、露草、白い細かな花はイタドリ

夏が終わって大地の熱がとれて、

秋は風と一緒に潤いをもたらして、

今、野山は春と同じくらい、華やいでいます。

気づいていましたか?


そうなんだ!と思ったら、道端でも、畦道でも、

ふっと目を落としてみてください。

ニラや、つゆ草や、ヤブガラシ、大荒地野菊、ひめむかしよもぎ、メマツヨイグサ…。

名前は知らなくても大丈夫、でも、小さく花をつけている植物たちがたくさんいます。


うちのまわりにはない?

いえいえ、山の中でなくても、今あちこちで秋の花が咲いていますよ^^

(事実、糸島はもちろん、今わたしは東京は自由が丘のカフェでこれを書きながら

すぐ目の前の道路の脇に先に咲いているハゼランが気になって仕方がありません)


(左から、ニラの花、イタドリの花、露草の花)


そうそう、よもぎも白くてこまかな可憐な花を咲かせています^^

これがまた愛らしくて・・・。

先日、リトリートに来てくれた方が、「よもぎの花が好きなんです」とおっしゃって。気づかれにくいお花だけに共感できたことがとても嬉しい気持ちになりました。(ありがとうTさん)


そんな先日は、秋の花々を祝うような

秋の薬草花のサラダをつくりました。


< 野草のフレッシュサラダ >


・野草たち - つゆ草の新芽、ノゲシ、すべりひゆの若芽、ハゼランの若芽、カキドオシなど)

・薬草のお花たち - つゆ草、コマツヨイグサ、ツルムラサキ、ニラ、葛など


お好きな野草たちをつんできたら、すぐに作ります。

土などをはらうくらいの気持ちで、サッと洗ったら、

さくさくとすきな大きさにカットして、お皿にふわっと盛りつけます。


グリーンには、オニタビラコ、たんぽぽ、みつば、スベリヒユ、ツボクサ、カキドオシ、ハゼラン。お花は、ピンクの葛、黄色の小待宵草とメマツヨイグサとカタバミ、青の露草、白のニラとイタドリ、薄紅色のツルムラサキ。手前に1本添えたのは水引。

癖のすくないたんぽぽやノゲシ、露草などは多めに。

レタスやアルファルファなどと混ぜても食べやすくなります。

カキドオシやツボクサは香りのハーブなので、アクセントにトッピング。

露草は一瞬湯がけば柔らかくなり細かな毛もより一層気にならなくなります。

ツルムラサキ、スベリヒユ、ハゼランは肉厚さを楽しんで。軽く茹でると肉厚さとぬめりが楽しめます。


摘み取るときは、葉っぱが瑞々しい、朝一番、特に雨の翌朝がおすすめ。

野草はその花によって、開花時間が異なります。


例えば、

・露草は朝から昼過ぎにかけて

・ハゼランはティータイムごろに一瞬だけ

・夕方になり日が落ちて来たら、マツヨイグサとコマツヨイグサが花をひらきます。


なかなかみんなが花開いている、そんなタイミングは難しいのですが

それも含めてイマココな一瞬をお皿の上に閉じ込めて、楽しんでくださいね^^


PS. ドレッシングは、薬草オイルでつくります。またこれはいつか。

まだ朝露のつく丸葉露草


ブレンド野草茶 - suu - /薬草ハーバリスト

Miho



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* 注意 *

ここにご紹介する野草の食用については、"私"が "現時点で" "知り得る限り"のことを書き綴っております。

全て<自己責任>のもとで、採取・食用なさってくださいませ。

・植物の同定(見分けること)は決して簡単なものではありません。似た植物は山のように存在します。似た毒草もあります。また、本コラムは私がみなさんと野草の活用の喜びについて共有したく、一生懸命綴っておりますが、この記事だけを見て同定ができるほど細かくは書いておりません。(また、私も同定のプロではありません)

・ネットの情報には間違ったものもたくさんあります。できる限り複数の書籍を使い、ネットの情報ならば大学や薬草園、行政発信のものなど信ぴょう性の高い情報をもとに、着実丁寧に1本1本同定してください。葉だけでの同定は難しいことも多いです。ベストは1年を通し気になる植物を観察し、新芽〜花〜結実までを各シーズン見届けながら探っていくことです。私もそうしています。

・また当然ながら、採取は許されているところのみで許されている種類のみ行い、決して取りすぎず、貴重なものは根こそぎはとらず、1年を通じて除草剤などで汚染されていない場所から採取してください。

・野草はエネルギッシュです。普段スーパー等で手に入れることができる一般的なF1種の野菜に比べ、良くも悪くも"成分が広く濃い"と私は感じております。体にあう・あわないもあると思いますので、ご自身の体と相談しながら、少しずつ楽しまれることをお勧めします。

 - suu - (スー) は...

  

月に愛された薬草、蓬〈よもぎ〉香る、お茶のブランドです。

 

九州の野山に自生する、よもぎの柔らかな緑葉をひとつひとつ手摘みし、ブレンド。

お茶の素材は一つ残らずすべて、認定オーガニック、野に自生する天然のもの、あるいは栽培期間中農薬不使用の厳選した素材のみ。
それぞれの植物たちが、もっとも美しい表情を見せてくれるよう、一つ一つ独自の方法で乾燥、裁断、焙煎作業をほどこしています。


すべてのお茶は、ノンカフェイン。

採取から箱詰めまで、すべて手しごとだけで、丁寧に丁寧に。

海と山に恵まれた、美しい糸島から、ちょっと特別なお茶をお届けします。

 

これは、野草茶への誇りと敬愛を込めた、再定義。

今までの野草茶のイメージが変わるような、心ほどける不思議な一杯へ、ようこそ。

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